fc2ブログ

夏のレース計画

山中湖ロードレースが終わり、10月29日の富山マラソンまでは何のレースも入れていない。春から夏、初秋にかけてはゴルフが主体になるものの、やはり何のレース計画もないというのは寂しい気がする。
7月末の葛西臨海公園7時間耐久レースにでも参加しようと思ったが、7月23日に開催されるようでその日は都合が悪い。所沢8時間耐久レースはエントリー締切。他に何かないか探したところ、昨秋に参加した東大島の小松菜マラソン(ハーフ)が7月30日に、品川の大井東京夏マラソン(ハーフとフル)、埼玉の季節の彩湖マラソン(ハーフ)がいずれも7月29日に開催される。真夏のマラソンは暑さとの闘いになるが自分に負けない気持ちづくりができるので好きだ。ランニングクラブの有志で奥武蔵をトレイルする企画もあるが、どうも終わったあとの飲み会が主体のようでランはダラダラやるような感じ…気乗りしない。
真夏のハーフマラソン、どれかに参加しようと思う。
スポンサーサイト



第37回山中湖ロードレース

2017年5月28日(日)午前9時30分
新宿駅西口を5時15分に出発する富士急のマラソンバスに乗り込み、山中湖ロードレース1周13.6kmの部に参加してきました。標高が約1,000mと高く酸素が薄いため、そしてマラソンはシーズンオフに突入していることからガチランを避けてキロ5分30秒程度で走るファンランを目的としました。
初マラソンの赤城が標高1,400mと高く、常に苦しかった思い出があるので標高に対しては多少トラウマがありました。心筋梗塞のバイパス手術が無事成功し、退院するときに標高の高い山(概ね2,000m)への登山は禁止されました。1,000mや1,500m級の登山であれば問題ないのですが、やはり走るとなると心肺への負担が大きく危険が伴うので絶対にやってはいけない行為だと自分で決めていました。ランニングクラブの高地合宿(蓼科)も標高の関係ですべてパスしている現状です。
しかしサブ3.5を狙うにあたり、サブ4よりも高い位置での心肺機能が要求されます。4分台でかなり長く走れるようになった今、高地で苦しさを感じずに走れることのできる限界スピードを体感してみたくなりました。もちろん一瞬だけでいいのです。ファンランを目的として5分30秒程度で走り、苦しくなければ徐々にペースを上げてみるのです。1,000mでの限界スピードを感じた時点で危険を回避するために元のペースに戻す。6分に落としてもいいのです。今回は速く走ること、ベストの走りをすることが目的ではありません。

ガチランではないので精神的にはかなり楽なものでした。普通でしたら目標タイムを設定し、そのペースで走り切れるか不安を感じたり必ずやってやるぞと意気込むものですが、今回はかなり楽なペースでのファンランを設定。緊張は一切ありませんでした。
しかし、スタート前に3回行ったはずのトイレ。緊張していないはずなのにスタート直前にもう一度行きたくなってしまうハプニングがありました。もう我慢するしかありません。

数日前に見た山中湖の天気予報は快晴で気温も26℃以上でした。しかし雲にすっかり覆われて肝心の富士山は顔を出さず気温も14℃と肌寒いくらいでした。(最高気温は20℃くらい)

ハーフマラソンがスタートした15分後に山中湖1周13.6キロの部の号砲が鳴りました。一緒に参加したYEさんも同じBブロック。本来は55分以下の目標で表彰台を狙うところでしたが鼻風邪で体調が悪く、とても真剣に走れるような身体ではありません。それでも60分でフィニッシュしたのは流石です。

号砲と共にYEさんの姿は見えなくなりました。気負うこともなくゆっくりファンランでいいのだと自分に語りかけ、予定通りのペースで3キロ4キロと進みました。まったく苦しくない自分に気がつきましたがペースを上げるには少し勇気が必要でした。どこで上げるか試行錯誤しながらの走りが続くうち、ハーフマラソンの遅いランナーに追いついてしまいました。次第に走路は渋滞へと変化。ジグザグ走行をしないと走れない状況になってきました。途中で結構な登り坂があるとYEさんが言っていましたが、それが訪れたのは7~8キロあたりだったと思います。少し上がっていたペースがいったん落ちて元の5分30秒に戻りました。下りに入ったときに下り坂を利用してペースを上げました。かなり上げました。時計を見ると瞬間的なものですが4分08秒ペース。平坦になった後も4分台を暫くキープしようと思い4分30秒前後でハーフのランナーをかき分けながら走りました。苦しくはありませんでした。赤城で感じてトラウマになっていた標高の高いところでの息苦しさはまったく感じませんでした。人が多すぎてすごく走りにくいのですが、スピードがペースが落ちることはなくそのまま進んでいきました。10キロ11キロと進みフィニッシュは秒読み体制になっていました。ラストの300mほどは登り坂。ここでペースが落ちるのかなと思い時計を確認しながら走りましたが、思ったほど落ちることはなく、苦しさもなく、予定以上のタイムで終わりを告げました。

グロス 68分09秒
ネット 68分00秒(キロ5分ジャスト)
走行距離 ジグザグ走行をした影響で13.6キロを遥かにオーバーする13.91キロ。

心肺はかなり強くなっています。一番速い1キロラップが4分18秒。逆に一番遅いのが5分30秒。平均心拍数も140台です。無理はしていません。息もあがっていません。苦しさもありません。自信に繋がるとても意味のある山中湖ロードレースのファンランでした。
来年もう一度出るとしたらファンランではなく真剣に走ってみたい。真剣に走りたいと思いました。山中湖でのガチランはできます。

目標達成のために

フルマラソンでサブ3.5という目標はキロ4分58秒ペースで走り続けてやっと達成できる記録。キロ5分ではオーバーしてしまう。中には初マラソンでサブ3.5を達成した者やいきなりサブ3という強者もいるが、普通はサブ4が達成できたからから更に上を目指そうとか、サブ3を達成するための通過点として捉えられている。サブ3.5は、しっかりとしたトレーニングさえ積み重ねれば達成できる決して難しい目標ではない。
しかし、それは五体満足な者にとってあてはまるもの。心筋が40%死滅している自分にとってはそう簡単に達成できるものではない。心筋は常に100%の状態で稼動しているわけではなく、普段の日常生活で使うのは50%以下。階段や急な登り坂等を歩く時は50%以上。100%の稼動が必要なのは走るとき。マラソンは100%の心筋を使い切った状態で走り続けなければならない。日本のトップ選手でさえも心筋100%を使い切った状態で2時間10分走り続けているわけだ。
心筋が60%しかない者が42.195キロの長旅を100%フル稼働させて走り続ける。それがどんなことか、どんなに酷なことかは理解できるだろう。フル稼働の限界が来たときに身体に異変が現れる。要するに一定のスピード以上で長く走り続けたことによる心拍数の自然上昇が原因だ。最大酸素摂取量の限界が訪れて摂取できる酸素量が減少する。その結果、私の場合は胃痛や胃のむかつき、吐き気といった症状が現れる。体内の糖が減少すると思考能力が減退して脳が運動をやめさせようと信号を発して気力がなくなる。だからそうならないようジェルなどでエネルギー補給しながら走れということが言われているが、それとこれは違うのだ。心筋が60%しかない者がサブ3.5を狙う。おそらく自己ベストが3時間30分程度の健康体の方がそのスピードを維持したままあと30キロ、つまり72キロ走り続けろというのと同じレベルかもしれない。
5分半ペースでフルマラソンを走り続けるという目標でチャレンジすればおそらく限界は来ないはずだが、それでは3.5ができない。あと30秒速くなっても耐えられる心筋を心肺機能を育まなければならない。
大阪大学とテルモが共同研究している心筋再生手術を2,000万円〜3,000万円の実費で受ければ80%90%の心筋に復活することは可能。だが経済的な余裕がない。やはり地道な努力、トレーニングの積み重ねしかないのだ。
ではどんなトレーニングを積めば心筋が強くなるのか。インターバル走、ビルドアップ、変化走で徹底的に心臓に負荷を与えること。これが一番の近道。だが、とくにインターバルは心臓に与える負荷が大き過ぎて無酸素運動の極限。繰り返し何度も行うことで心房の拡大、不整脈、心不全、心破裂という恐ろしい事態に発展する。小さな負荷でゆっくり焦らず時間をかけて行うしかない。
30キロを過ぎてもへばらない心臓…心筋を強くしてスピード持久力をつけて心拍数の自然上昇を抑える。ビルドアップ、変化走、ペース走、LSD他に何をすればいいのだろうか。それともこれらのトレーニングに工夫をして改善をすることなのか。
まだあやふやではあるが、ひらめきのようなものを感じる。LSDは脚つくりと言われるが、所詮はゆっくりペースのため42.195キロに耐えうる持久力はついてもサブ3.5のペースに耐えうるスピード持久力が備わらない。サブ3.5のペースで走るためのロングペース走を取り入れるべき。5分10秒で30キロ、5分で30キロ。あるいは5分30秒で30キロ走った後の10キロをビルドアップ。究極は限りなく5分ペースで40キロ走。こんな練習ができれば間違いなく達成できるだろう。レース感覚でのトレーニングを繰り返すことが達成の条件。しかしそれには怪我という危険がつきまとう。

初参加の山中湖ロードレース

5月28日は山中湖ロードレース。勿論初参加である。エントリーのきっかけは、関東近郊のマラソン大会で走ったことのない県を探してみたら山梨と長野、千葉が該当したから。心臓の都合で海外マラソンができない現状を考えると、国内で少しでも多くの県を走りたいという願望が芽生えた。47都道府県全てを制覇できれば本望だがなかなかそうはいかない。富士五湖で最も標高が高い山中湖。富士山を見ながら走るなんて素晴らしい大会ではなかろうか。しかも参加県が一つ増える。
種目は13.5キロとハーフ。普通ならば躊躇なくハーフにエントリーするところだが、山中湖の980mという標高を考えると疑問符がつく。標高が高いということは空気が薄い低酸素環境。激しい運動マラソンを行うと心肺にかなりの負担がかかる。健常者とて同じ。それは初マラソンで標高1400mを走った赤城大沼白樺マラソンで体験済み。山中湖の標高は赤城に比べると400m低いが、心筋40%壊死という現実を考えると無理はできない。とりあえず今年は山中湖1周13.5キロの部をファンランで様子見走りしてガチランを避けることにした。キロ5分30秒程度、74分〜75分でよい。場合によっては80分でもいいくらい。ご一緒するYEさんには申し訳ないが、今年走った感触で来年の走り(山中湖ロードレース)をどうするか見極めたい。来年もガチランはやらないと思うが、ガチランに近い走りができるのか、ハーフにするのか、或いは今年と同じファンランなのか…
つまりは高地でどの程度走れるまでに心臓が復活しているのかの試験。だから80分でもいいくらいとは言いつつも短かい距離ではあるが所々キロ5分未満に上げてみたりするつもり。上げ過ぎて心臓への負担が大き過ぎると感じたら歩くことも想定内。

そしてYEさんには是非入賞を狙っていただきたい。

火曜日練習会

昨日の練習会はファストクラスが坂道ダッシュだった。何故かこの坂道ダッシュは人気があり、普段は初心者クラスで参加している殆どの会員さんまで参加してしまうため初心者クラスは閑散としたものになってしまう。

坂道ダッシュ…やってみたい気はするが無酸素運動になってしまうことが必至。インターバルならば遅いCクラスで参加すれば問題ない。しかしクラス分けをしないこの練習では負けじ魂が発揮されて無理をしてしまう可能性が大。やはり避けるべき。

いつもの如く初心者クラスに参加して桜田門で動きづくりの筋トレを行った。キロ7分ペースで皇居を1周。
2周目に突入したのはNコーチを含めて5人ほど。
基本2周目は自由なので走るペースも自由。とは言ってもだいたい途中までNコーチのペースで走り、半蔵門あたりからついてくる人と遅れ出す人に分別される。

この日のペースは出だしがキロ6分を切るくらい。徐々に上がる感じで平川門から1キロ先の交番付近でキロ5分30秒前後。
今日はこの後どうなるのだろうと思いながらNコーチの真後ろにピタリとついた。半蔵門に到達した頃は概ねキロ5分前後になり女性1人が遅れ始めた。下りになってキロ4分45秒〜50秒。もう1人の女性が必死についてこようとしているのを感じるが徐々に差がついてしまった感じ。
何となくこの日はあまり速く走る気分でなかったため桜田門でペースを上げてもそれにはついていかずゆっくりキロ5分で走りたいと考えていた。桜田門を潜り抜けNコーチの横についたが Nコーチはペースを上げない。自分も上げるつもりはなかったが、気持ちとは裏腹に身体は変化を希望しているらしく自然と上がってしまった。時計を確認するとキロ4分15秒くらい。後ろからはパタパタと1人だけの足音が聞こえる。
(誰だろう? やはりいつもの…?)
もう一度大手門で時計を確認した。キロ4分6秒。大手門から終点の平川門までは残りおよそ600m…
パタパタという不気味な足音が聞こえ続けている。地下鉄竹橋駅の出入口が近づいた残り300m付近で静かに抜かれた。正体はやはりNコーチだった。
そのまま5mほどの差をつけられて平川門で練習を終えた。
(いつも引っ張ってくれてありがとう。1人だとこんなに速く走ることはないのだけどブンブン丸さんが一緒だといつも引っ張ってくれるのでありがたい。良い練習になりますよ。)

嬉しいお言葉ではあるが、どっちがコーチなの?と思ってしまった。
本音はNコーチに先に走ってもらい、残り100m付近で追い抜くというのが理想。しかし駆け引きに負けていつも自分が先頭を走ってしまう。追う者の強さを痛感し続けているのが現実だ。

LSD

5月13日土曜日は小金井公園〜西武ドーム〜小手指〜所沢航空公園の往復約40キロLSDを行う予定だった。天気は随分前から雨予報。しかしマラソンに関して私は晴れ男。きっと良い方向にはずれるものと信じ切っていた。前日になっても予報は変わらずどうすべきかを悩んだ。ひとりランならば決行しても天気次第で途中でやめるという選択肢があるが、複数の場合はそうもいかない。決行するのか中止するのか延期するのか、延期するなら振替日の設定など大筋を決める必要がある。
スタート予定は朝8時。6時30分までにどうするかを判断することにした。西日本は大雨予報であったが、東京はそうでもない。11時〜12時くらいまでは弱い雨。12時前から雷を伴う激しい雨ということ。しかし12時過ぎも弱い雨という予報サイトもあり、この場に及んでも大丈夫だろうという楽観論が拭い去れない。

当日朝6時前に起床。早速テレビの天気予報をつけると東京は11時過ぎから雷を伴う激しい雨。犬の散歩に出かけた6時15分に弱い雨から突然強い雨に変わった。おそらくこんな天気の繰り返しになるのだろう。弱い雨になったり強い雨になったりやんでみたり。
この日ご一緒させていただく方は小金井公園まで50分かけて自転車に乗ってくる。LSDの大半を弱い雨で切り抜けられたとしても帰宅中に雷雨の可能性が否定できない。残念ではあるが中止して順延することにした。

翌日日曜日は私がマンション管理組合の理事会。長いLSDをやるには二人の時間調整ができず、順延は6月以降とし、翌日は13時30分から小金井公園で20キロビルドアップをすることになった。
小金井公園までは自宅から2キロ程度なのに公園内を走ったことは一度もない。信じらないが小金井公園デビュー戦である。

最近の練習

ゴールデンウィークは4月29日〜30日は多摩湖自転車を15キロ/日走り、5月1日〜5日まで熱海・箱根・那須旅行に出かけました。


前半の熱海・箱根ではランをせず、後半の那須で坂道を10キロ×2日やった程度です。

帰宅の翌日はランニングクラブの練習会30キロペース走が皇居であり、灼熱の太陽の下できっちりと走り込みを行いました。気温が高く2周10キロほどでリタイアする人が続出しましたが、私は暑いのを苦にしないタイプのためバテることもなくやり通すことができました。おかげで真っ黒に日焼けしております。

今週末の土曜日は多摩湖自転車を利用して所沢までの往復40キロLSDをティーダさんと行います。マラソンに関しては晴れ男のはずなのでお天気を楽観視していましたが、直前になっても雨マークが消えないのでかなり心配しています。雨中のランは大嫌いです。

そしていよいよ今月末の日曜日は山中湖ロードレースです。
GO TOP