体験入部第2弾
2017年6月28日(水)
体験入部第2弾
19時45分から代々木公園で行うランニングクラブの体験練習会。
代表は最近実業団を退社してプロランナーになった若手アスリート。練習案内では4km×2としか記載がなく、どのくらいのペースで練習するのか不明であった。昨日の体験入学は無料であったが今日のは2,000円。陸上の名門高校から名門大学(箱根駅伝出場)、名門実業団と歩んできただけあって理論はしっかりしている。足りないのは実績だけということか。実業団に属さない川内選手に今後どこまで肉薄できるか注目の的になるのであろう。このクラブに入部するしないは別として注視していきたい選手の一人と感じた。
クラブ設立後間もないということもあって会員は少なく20名程度とのこと。この日の参加者はスタッフ陣を含めて5~6名。自己紹介等はなかったので、誰が会員で誰がスタッフなのかよくわからない状況だった。
この日の練習は、1周1.16kmの代々木公園を4周し、90秒の休憩をとった後再び4周走る。つまり4km×2ではなく4.64km×2=9.28kmである。
この人数でのクラス別けは無理だろうと不安に感じながら質問をした。まずは私の走力について逆質問されたので直近のハーフマラソンとフルマラソンのタイムを申告。4分30秒/km程度で走れるでしょうということになり昨日の練習会と同等ペース。
3分50秒~4分、4分15秒、4分30秒と3グループに別けたがスタートは全員一緒。グループ毎にはっきりとしたペーサーがいるわけではなく、各自が時計を見ながら調整して走るということ。
私は一番遅い設定なので理屈上はスタートから徐々に遅れても問題はない。しかし、いつもの練習会の習慣で身体と気持ちが先頭に遅れないように反応してしまう。誰が会員なのか誰がスタッフなのかよくわからないまま、とにかく離されないように2周、3周と走った。当然先頭について行っているので4分前後である。
このスピードで走ると胸にしっかりと巻いたリブバンドが胸を圧迫し、胸の動きが制限されるために呼吸がしずらくなる。苦しさで耐えかねるほどの状況になってしまった。窒息死するのではないかというほどの苦しさでこのままでは倒れてしまうと危険を感じた。
リブバンドは昨日の練習から目立たないようにアンダーの上に装着、その上にTシャツを着ているので脱がない限り着けていることはわからない。限界だったので倒れる前にいったんスピードを落としてTシャツ脱ぎリブバンドをはずして手に持った。先頭から遅れてしまったがペースが戻るよう走り始めた。
そこにスタッフが駆け寄り私の肋骨骨折がばれた。とにかく無理をしないでくれと注意を受ける。今頑張って走っても何もいいことはないと促されたが変な負けじ魂が発揮して「決めた以上は最後まで走るんです」とただの頑固者のようだった。
1本目はそんなアクシデントもあり先頭から遅れたが、その遅れは暗闇でも目に届く範囲で設定ペースよりかなり速いことは確か。
2本目は90秒休んで再び同じペースで走り始めるのだが、先頭の3分50秒~4分のスタートと同時発進してしまった。当然60秒に満たない程度しか休んでいない。2本目もこの先頭にしばらくついて行ってしまった。スタッフから「〇〇さん、ここは一番速い方、ペースは1本目より上がっています。さっきより速いですよ。もっと落としてください。3周でやめましょう。」と促された。先頭は3分台で走っているらしい。若干落としたが見えなくなるほど落とすのが悔しくて…ただリブバンドをはずしたことで呼吸は随分と楽に感じる。そのかわり振動が折れた肋骨に伝わって痛い。3周が終わった時に「〇〇さん、今日はこの辺でやめましょう。」と叫ばれたがそのまま無視してラスト1周へ。
2本目の平均ラップは4分04秒/kmという目を疑うものだった。
ただ、このクラブ、私にはレベルが高すぎる。毎週こんなペースで走っていたら死んでしまう。サブ3の方、或いはサブ3を狙う方にはパフォーマンスのアップに繋がるクラブと感じた。
練習会が終わって代表から私に練習についての説明があった。ランニングを始めて8年、今のランニングクラブに入って約6年。こんな長い期間走っているにもかかわらず知らないことだらけで驚いた。
【マラソンのトレーニングで重要なこと】
■人によって走っているときの疲労度が違うので、個々の心拍を把握して強度をコントロールしながら実施する心拍トレーニングは重要。心拍計を装着して参加することを推奨している。
①心拍トレーニング効果で運動強度が上がっても心拍数が低い状態になる。
②心拍トレーニングによってLT値が上がりパフォーマンスの向上に繋がる。(前々回「心拍数を知ることの重要性について」で記載したとおりのこと)
■何のため(何を鍛えるため)なのかを理解してトレーニングを実施する。
例えばインターバルでも間をジョグでつなぐものと完全に休むものでは鍛える目的が違う。
①ジョグでつなぐもの…スピード持久力を鍛える目的
②完全に休むもの…VO2max最大酸素摂取量を増大し、心肺を強くすることが目的
レベティションとインターバルは何が違うのか
①レベティションは1km〜3kmを繰り返し何本も全力疾走で行う。
②間は最低15分程度完全に休む。
③スピードとスピード持久力が鍛えられる。
2日続けての体験入部練習会。長い距離ではないが強度なもので1.1kg痩せた。2日間とも新しい発見があり非常に意味のあるものであった。来週以降もあと3クラブの体験に参加する計画である。どのクラブにするかじっくり考えたいと思う。
そして今週末土曜日は一人で多摩湖ラン。5分10秒ペースで3周半43km走りたいと思う。果たしてできるか…?
体験入部第2弾
19時45分から代々木公園で行うランニングクラブの体験練習会。
代表は最近実業団を退社してプロランナーになった若手アスリート。練習案内では4km×2としか記載がなく、どのくらいのペースで練習するのか不明であった。昨日の体験入学は無料であったが今日のは2,000円。陸上の名門高校から名門大学(箱根駅伝出場)、名門実業団と歩んできただけあって理論はしっかりしている。足りないのは実績だけということか。実業団に属さない川内選手に今後どこまで肉薄できるか注目の的になるのであろう。このクラブに入部するしないは別として注視していきたい選手の一人と感じた。
クラブ設立後間もないということもあって会員は少なく20名程度とのこと。この日の参加者はスタッフ陣を含めて5~6名。自己紹介等はなかったので、誰が会員で誰がスタッフなのかよくわからない状況だった。
この日の練習は、1周1.16kmの代々木公園を4周し、90秒の休憩をとった後再び4周走る。つまり4km×2ではなく4.64km×2=9.28kmである。
この人数でのクラス別けは無理だろうと不安に感じながら質問をした。まずは私の走力について逆質問されたので直近のハーフマラソンとフルマラソンのタイムを申告。4分30秒/km程度で走れるでしょうということになり昨日の練習会と同等ペース。
3分50秒~4分、4分15秒、4分30秒と3グループに別けたがスタートは全員一緒。グループ毎にはっきりとしたペーサーがいるわけではなく、各自が時計を見ながら調整して走るということ。
私は一番遅い設定なので理屈上はスタートから徐々に遅れても問題はない。しかし、いつもの練習会の習慣で身体と気持ちが先頭に遅れないように反応してしまう。誰が会員なのか誰がスタッフなのかよくわからないまま、とにかく離されないように2周、3周と走った。当然先頭について行っているので4分前後である。
このスピードで走ると胸にしっかりと巻いたリブバンドが胸を圧迫し、胸の動きが制限されるために呼吸がしずらくなる。苦しさで耐えかねるほどの状況になってしまった。窒息死するのではないかというほどの苦しさでこのままでは倒れてしまうと危険を感じた。
リブバンドは昨日の練習から目立たないようにアンダーの上に装着、その上にTシャツを着ているので脱がない限り着けていることはわからない。限界だったので倒れる前にいったんスピードを落としてTシャツ脱ぎリブバンドをはずして手に持った。先頭から遅れてしまったがペースが戻るよう走り始めた。
そこにスタッフが駆け寄り私の肋骨骨折がばれた。とにかく無理をしないでくれと注意を受ける。今頑張って走っても何もいいことはないと促されたが変な負けじ魂が発揮して「決めた以上は最後まで走るんです」とただの頑固者のようだった。
1本目はそんなアクシデントもあり先頭から遅れたが、その遅れは暗闇でも目に届く範囲で設定ペースよりかなり速いことは確か。
2本目は90秒休んで再び同じペースで走り始めるのだが、先頭の3分50秒~4分のスタートと同時発進してしまった。当然60秒に満たない程度しか休んでいない。2本目もこの先頭にしばらくついて行ってしまった。スタッフから「〇〇さん、ここは一番速い方、ペースは1本目より上がっています。さっきより速いですよ。もっと落としてください。3周でやめましょう。」と促された。先頭は3分台で走っているらしい。若干落としたが見えなくなるほど落とすのが悔しくて…ただリブバンドをはずしたことで呼吸は随分と楽に感じる。そのかわり振動が折れた肋骨に伝わって痛い。3周が終わった時に「〇〇さん、今日はこの辺でやめましょう。」と叫ばれたがそのまま無視してラスト1周へ。
2本目の平均ラップは4分04秒/kmという目を疑うものだった。
ただ、このクラブ、私にはレベルが高すぎる。毎週こんなペースで走っていたら死んでしまう。サブ3の方、或いはサブ3を狙う方にはパフォーマンスのアップに繋がるクラブと感じた。
練習会が終わって代表から私に練習についての説明があった。ランニングを始めて8年、今のランニングクラブに入って約6年。こんな長い期間走っているにもかかわらず知らないことだらけで驚いた。
【マラソンのトレーニングで重要なこと】
■人によって走っているときの疲労度が違うので、個々の心拍を把握して強度をコントロールしながら実施する心拍トレーニングは重要。心拍計を装着して参加することを推奨している。
①心拍トレーニング効果で運動強度が上がっても心拍数が低い状態になる。
②心拍トレーニングによってLT値が上がりパフォーマンスの向上に繋がる。(前々回「心拍数を知ることの重要性について」で記載したとおりのこと)
■何のため(何を鍛えるため)なのかを理解してトレーニングを実施する。
例えばインターバルでも間をジョグでつなぐものと完全に休むものでは鍛える目的が違う。
①ジョグでつなぐもの…スピード持久力を鍛える目的
②完全に休むもの…VO2max最大酸素摂取量を増大し、心肺を強くすることが目的
レベティションとインターバルは何が違うのか
①レベティションは1km〜3kmを繰り返し何本も全力疾走で行う。
②間は最低15分程度完全に休む。
③スピードとスピード持久力が鍛えられる。
2日続けての体験入部練習会。長い距離ではないが強度なもので1.1kg痩せた。2日間とも新しい発見があり非常に意味のあるものであった。来週以降もあと3クラブの体験に参加する計画である。どのクラブにするかじっくり考えたいと思う。
そして今週末土曜日は一人で多摩湖ラン。5分10秒ペースで3周半43km走りたいと思う。果たしてできるか…?
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