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22日練習会の真実

12月22日木曜日の練習会。

変化走2周目。平川門から緩やかな登り坂になっている半蔵門まで息を整えながらゆっくりとジョギングペースで進んできた。ここからペースアップを始める桜田門までは下り坂だ。上がりそうになってしまうペースを抑えて、同じ岡山を走ったFさんと会話をしながら桜田門からのスタートに備えた。

「この辺からスタートしますよ。」
そう言って一気にペースを上げた。Fさんは私の後ろをピタリとついていて、まるで磁石でくっつくいているかのようだ。ゼーハーとFさんの激しい息づかいの音が聞こえる。
かなり速いように感じた。時計でスピードを確認するとキロ3分30秒台。
Fさんの息づかいに比べると私はさほどゼーハーしていないような感じだが、このスピードで最後まで行けるとは思わない。
交番を通過する頃、再度時計を確認すると相変わらず3分30秒後半。Fさんが離れる気配はなく、どうやらペーサーになっているようだ。それはそれでいいのだか、悔しいかなこのペーサーは最後までペーサーの役目を果たす自信がない。

(頼む。抜いてくれ。もう限界だ。)

ちょうど1キロを通過する頃、道路の左端に寄った。
抜いてくださいという無言のポーズなのだが、わかってくれただろうか?
1m2m3m…Fさんは前に行った。
限界だった。あと800mしかないのにこのスピードはもう持続できない。少しずつペースが落ちた。芸能人ランナーのFWさんにも抜かれた。FWさんはあっという間にFさんをも抜き去った。それでもFさんは一生懸命走っている。私との差は徐々に離れていった。これが今シーズンサブ3.5を狙う者とそうでない者との差なのだろう。
これ以上のことができない自分が悔しい。心肺がどうというより心臓が限界…
どうにもならないがみるみると落ちていく。悔しいがこれが現実。これが限界。

先日のブログで
"心臓が心配でペースを落とした"
と書いてしまったが、それは違う。
申し訳ない。これ以上できない自分が悔しくて、情けなくて真実を隠してしまった。

3周目は、サブ4に復帰するまで4年かかったんだ。3.5になるまで何年かかる?2年、3年、4年?何年かかるかわからないけれど、やれるまでやろうじゃないか。できないから練習しているんだ。この悔しい気持ち、全て練習にぶつけていこう。そう思いながら走っていた。

嘘をついてしまって申し訳ありません。心臓が心配でペースを落としたのではなく、力不足で限界だから落ちてしまったのです。
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