ブログを始めた理由
パイパス手術後に「もう一度走りたい」と決意して始めたランニングへの再挑戦。ウォーキング主体のリハビリに励んでいた頃に自分がやっていることを日記などに残したいと思うようになった。フルマラソンを走れるようになるまでの軌跡を記したいと考えたのだ。生きている証を綴るために。
しかし、結局は何もしないまま時は流れて岡山でサブ4を達成した。2週間後のつくばマラソンでakiさんにランニング仲間が集うブログ村の打ち上げに誘われた。大勢の方が自分の走った軌跡をブログに残していることを知った。自分もやってみようと思った。
ただし、ブログの目的は人に見てもらうことではなく自分が死んだ後にこんなことを考えながら走っていたんだと嫁や親族など周りに知ってもらうため。心筋梗塞を起こしてまでもマラソンを諦めなかった自分の気持ちをこのブログを通じて感じとって欲しかった。身内には今の感情や気持ちといったものを言葉として上手く伝えられていない。
私がマラソンをすることを身内から反対されるのは当然のこと。それは自分でもよく理解している。ランニングクラブの練習日は機嫌の悪い嫁には近寄り難いほどのオーラが発せられる。マラソン大会が近づいたときは更なるオーラがあって家に帰りたくないと思ってしまうほど。
嫁は私がここまで努力しているということを知らない。強い精神力でガードしていることさえ知らない。命知らずの自分勝手な強情っぱりと思っているだけだろう。だから死んだ後でいいから真意を知ってもらいたいと思った。
とは言っても多少は他人の目にも触れたいもの。フェイスブックと連携させることも考え、フェイスブックに登録してみたが、よくよく考えるとそんなことをするとすぐに嫁の目にとまってしまう。だからフェイスブックは登録しただけで友達申請もしないまま何もせずに1年以上が過ぎた。
いつまでこのブログを続けるのかわからないが、いつか自分が死んだとき、このブログの存在を嫁に知って欲しい。