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ブログを始めた理由

突然思いついたように始めたランニング。とりつかれたようにはまり5ヶ月後の初フルでサブ4を達成。順風満帆な充実した生活だった。しかし、香港国際マラソンでまさかの急性心筋梗塞。マラソンはそこで終わるはずだった。
パイパス手術後に「もう一度走りたい」と決意して始めたランニングへの再挑戦。ウォーキング主体のリハビリに励んでいた頃に自分がやっていることを日記などに残したいと思うようになった。フルマラソンを走れるようになるまでの軌跡を記したいと考えたのだ。生きている証を綴るために。

しかし、結局は何もしないまま時は流れて岡山でサブ4を達成した。2週間後のつくばマラソンでakiさんにランニング仲間が集うブログ村の打ち上げに誘われた。大勢の方が自分の走った軌跡をブログに残していることを知った。自分もやってみようと思った。
ただし、ブログの目的は人に見てもらうことではなく自分が死んだ後にこんなことを考えながら走っていたんだと嫁や親族など周りに知ってもらうため。心筋梗塞を起こしてまでもマラソンを諦めなかった自分の気持ちをこのブログを通じて感じとって欲しかった。身内には今の感情や気持ちといったものを言葉として上手く伝えられていない。
私がマラソンをすることを身内から反対されるのは当然のこと。それは自分でもよく理解している。ランニングクラブの練習日は機嫌の悪い嫁には近寄り難いほどのオーラが発せられる。マラソン大会が近づいたときは更なるオーラがあって家に帰りたくないと思ってしまうほど。
嫁は私がここまで努力しているということを知らない。強い精神力でガードしていることさえ知らない。命知らずの自分勝手な強情っぱりと思っているだけだろう。だから死んだ後でいいから真意を知ってもらいたいと思った。

とは言っても多少は他人の目にも触れたいもの。フェイスブックと連携させることも考え、フェイスブックに登録してみたが、よくよく考えるとそんなことをするとすぐに嫁の目にとまってしまう。だからフェイスブックは登録しただけで友達申請もしないまま何もせずに1年以上が過ぎた。

いつまでこのブログを続けるのかわからないが、いつか自分が死んだとき、このブログの存在を嫁に知って欲しい。
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コメント

ROADSKY #-

ブログに励まされました

私は急性心筋梗塞で倒れ入院した3日目くらいか、医師に「ロードバイクは当分無理だね」と言われ、当分=まず無理、走れても恐らく元のようには走れない、と感じました。しかしリスクを全て排除したら何も出来なくなってしまう、どこまでかは分からないけど、取り戻す道はあるはずだと必死でネットを探して、このブログにたどり着きました。全部読みましたよ。それは足掻いて、焦らず、腐らず、諦めなかった道のりでした。私はどれだけ励まされたことか。私は倒れてから1年が過ぎましたが、このブログの励み無しでは、ここまで復帰できなかったと思います。ハーフマラソンで2時間10分、倒れる前より強くなることができました。同じようにこのブログを励みにしている人が、何人もいるはずです。

2017年04月26日(水) 21時56分 | URL | 編集

k.bunbunmaru #-

Re: ブログに励まされました

ありがとうございます。そんなふうに言っていただけるとすごく嬉しいです。入院中に看護師に心筋梗塞を発症した者で走ってる人いるかと聞いてもたぶんいないという回答でした。理学療法士に聞くとそんな人いませんよと冷たい回答でした。ならば自分が前例を作ってやると思いこつこつと始めたランニングへの挑戦。どこかに自分と同じようなことを考え、挑戦している人がいるのではという思いがありました。だって心筋梗塞はメタボやお年寄りだけがかかる病気だけではないのですから。トップアスリートでもたくさん亡くなっているのですから。アスリートが助かった場合、簡単にスポーツを諦めるのか疑問でした。誰もやらなくても俺がやってやるという思いで頑張ってきました。同じような人がいて本当に心強いです。励みになることができて嬉しいです。私も励みになります。これからも小さな目標を少しずつクリアして大きな花を咲かせましょう。本当にありがとうございます。

2017年04月27日(木) 22時00分 | URL | 編集


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