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ハーフマラソン

ハーフ、ハーフ、10キロ、フル、いよいよ4週連続の大会参加が始まる。尻上がりに調子が上がっていくか尻すぼみになるかどっちかだろう。
きっと尻上がりになるに違いない。変に自信があった。
たいした期間ランニングをやっているわけでもないのに、マラソンは己との闘いだ。楽をしたいという己の心に勝つことだ。敵は己の心の中に潜んでいる。と悟っていた。

上尾シティは以前フルマラソンだったらしいが今はハーフ。自分はJR高崎線沿線の出身なので上尾は地元みたいなもの。昔埼玉国体を開催したときに造られた陸上競技場が発着点。
3回目の大会出場となるとさすがに勝手がわかってきたので緊張も少ない。駒大や東洋大、日大、順大といった伝統校の選手が多数参加。伊奈学園総合など地元高校の生徒も参加しているようだ。
やはり初のハーフマラソン、徐々に緊張感が増して期待と不安の中号砲が鳴った。

上尾は関東平野の真っ只中なので地形は平坦だ。陸上競技場から上尾駅方向に北へ向かい更に北上、北上尾駅の手前を左折して高崎線をくぐったと記憶している。線路の西側に場所を変え、景色は住宅地から郊外へと変化する。大宮ゴルフ場の脇をすり抜けながらまた陸上競技場に戻るコースだ。

ハーフマラソンは初めてだが21.1キロの練習は沢山やったので自分のペースは掴めていた。
誰からアドバイスをもらったわけでもないが、気がつくと自分と同じか少々速そうなランナーの後ろをストーカーしていた。少し速くてついていけなかったり、或いは自分の方が速くて追い抜いてしまったときなどは次々とストーカーするターゲットを変えていった。

当時は1キロ毎にラップをとるなんてことはしなかったので、キロ何分ペースで走っているかなんてわからない。単純に通過したタイムを通過した距離で割って計算した。ランニングウォッチは宝の持ち腐れだ!

あかぎやグリーンリボンよりも応援者が多く、ハイタッチを要求されたり頑張ってくださいと声をかけられるたびに感動。
これがマラソンてやつだ!

残り数キロ、上尾駅近くの市街地にさしかかったとき、見覚えのある後姿が飛び込んできた。最初の頃にストーカーしていたがついていけなかった人だ。

やった〜 この人には負けたくない!

必死にペースアップして抜き去り、陸上競技場に入りトラックの直線で猛ダッシュ。何人もごぼう抜きして初ハーフが終わった。
1時間44分56秒

翌週のさいたまシティではランナーズハイを経験。10キロ過ぎまで苦しかったのに突然ふっと楽になる瞬間があった。1キロは続いていたと思うが、また苦しくなってしまった。
1時間41分8秒

那須も終えて次の目標は10キロ45分切り、ハーフ1時間40分切り、そしてフルのサブ4

シンガポールにむけて心技体全てが充実していた。



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